東プレ九州株式会社苅田工場様

2022.10.07

高張力プレス加工のトップランナーとして
苅田新工場での新たなミッションに挑む

東プレ九州株式会社苅田工場様

住所：福岡県京都郡苅田町新浜町9-66
URL：https://toprekyushu.jp/
YouTube：https://youtu.be/szhwxmqoctM

東プレ（株）グループ企業として、高い技術力を継承し、2001年4月に福岡県久留米市に東プレ九州（株）を設立。
2015年10月には隣地に技術センターを設立するなど、開発から生産まで一貫生産体制を整えている。
そして更なる成長を目指し、2019年1月に福岡県京都郡苅田地区に苅田工場を新設。
たゆまぬ努力と技術開発の強化により、新たな市場へ挑戦し続けている。

東プレ九州の強みとは

東プレのコア技術は高張力鋼板のプレス加工技術。
創業当初から常に、世界の高張力プレス加工のトップを歩んできた。
昨今の自動車産業界では、衝突安全性向上や燃費性能向上などにより、今まで以上に軽量な高張力鋼板の当社技術が必要となっている。

東プレ九州の強みは、高い技術力による高張力鋼板加工とともに、低コスト化を実現した生産ラインにある。
久留米工場では、創業当初から世界トップレベルの高張力鋼板加工スピードを有して生産している。
これは、社内の高い技術力とともに、今まで培ったプレス加工のノウハウが活かされている。

藤原代表取締役社長

苅田新工場立上げについて

1つ目のミッションとして、東プレ初のホットプレス加工の大型設備を導入すること。
高張力鋼板の中でも、もっと高い張力を要求される部材の事案が増えていたことに起因する。
2つ目のミッションとして、久留米工場以上の生産性向上のため、あらゆる場面でのタクトタイム短縮を目指した。
計画当初からリフト作業を可能な限りなくし、トータル的な競争力アップのためAGVを導入する計画となった。
しかし、部品加工メーカーにおけるAGVへの要求事項は高く、既製のAGVでは仕様を満たさない状況となっていた。
そこで東プレ九州の要求品質に答えるオリジナルAGVを開発することでAGV導入を可能とした。
また運用面では、2台のAGVを1セットとして全ラインへフレキシブルに使用することにより、システムの効率化を図った。
トータル的に生産性向上は、久留米工場と比較して3～4割のタクトアップを実現することができている。

将来の取組み

将来の取組みとしては、プレス部品を自動倉庫に入れ、必要な部品のみ取り出してAGVに運んでもらうような構想を描いている。現時点でリフト業務の7～8割は軽減できていると思っているが、残りの2～3割も自動化を進めていきたいと考えている。